読書感想文2015秋~2016春 伊坂幸太郎さん作品
2016年7月4日 趣味2015年秋頃~2016年春頃迄に読んだ小説。
全て伊坂幸太郎さんの作品で、しかも文庫のみ(持ち歩きや手の疲れを考えると文庫が中心になるんです)。
MTG以外の趣味を持つために読み始めたのが伊坂幸太郎さんの小説。
学生時代の読書感想文以来の読書。
好きな映画の原作なら読みやすいだろうと、手に取ったのが伊坂さんの『フィッシュストーリー』。
そこからどっぷり嵌まって、一気に読破。今では立派な趣味の一つとなった読書。
自分の記録の為、簡易な読書感想文を。
(★:映像化もされてるもの)
・オーデュボンの祈り
これがデビュー作?内容やら伏線やらユニークさやら凄すぎるんですが。
「神様のレシピ」という伊坂さんの多くの小説に通じる信念・考えのようなものを理解する為にも、真っ先に読むべき作品。
・ラッシュライフ★
伊坂さん作品の中で一番のお気に入り。
映像化されてるのも観たが、これは小説でしか味わえない感覚があるので読むのがオススメ。
この作品に出会えて小説というものに手を出して良かったと心から思えた。
・陽気なギャングが地球を回す★
ギャングシリーズ第一段。
個人的に映画のキャストが良かったので、その人物を思い浮かべながら読むのが面白い。
・重力ピエロ★
映画先行で小説をあとから読んだ。
少しダークな内容がありつつも、なぜかスッキリする部分もある不思議な作品。
書き出しの美しさが一番好きな小説。
映画の聖地巡礼も面白いのでオススメ。
・アヒルと鴨のコインロッカー★
これも映画を先に観たが、小説読んで後悔した作品。
絶対に原作から読むのがオススメ。
これも小説だからこそ味わえる楽しみがある。
映画のコインロッカーが遂に仙台駅から消えたのが残念。
松田龍平さんカッコいい。
・チルドレン★
連作短編集。
ほんわかする作品。
短編にみえる長編って立ち位置で、たまに途中で読み返すのも面白く、苦にならなかった。
映画の大森南朋さんがカッコいい。
続編が『サブマリン』(未読)。
・グラスホッパー☆
映画観る前に上映終わってた。。
殺し屋がゴロゴロしてるのに、なぜか引き込まれる。
登場人物の呼び名が良い。
特に「槿」って初めて見た漢字、その内その由来となった「古井由吉さん」の作品も読もう。
続編が『マリアビートル』。
・死神の精度★
短編集。
設定が秀逸。
ちょっと他の作品に比べてあっさりしてるので物足りなさがあった。
続編が『死神の浮力』。
・魔王
続編の『モダンタイムス 上・下』と合わせ三冊を一気読みした。
先が気になり次々読み進める程嵌まった作品。
双子の作品と言われる『ゴールデンスランバー』と共に好きな小説。
「ごきげんよう、おひさしぶり」の表現が最高。
・砂漠
若いうちに、出来れば大学生or社会人一年生くらいの時に読むと面白い。
自分はギリギリ楽しめた位。
・終末のフール
短編集。
終末の想定なのに朗らかだったりと、
意外に気楽に読める作品。
まずタイトル縛りが面白く、
中でも「天体のヨール」がハライチっぽいネーミングで笑えるし、内容も好み。
・陽気なギャングの日常と襲撃
ギャングシリーズ第二段。
変わらず面白い。
・フィッシュストーリー★(ポテチ★)
短編集。
『フィッシュストーリー』は映画先行、
『ポテチ』は小説先行。
初めて読んだ伊坂さん作品がこれ。
時間軸をずらした『フィッシュストーリー』の映画に魅了されたので、
この作品から読書をスタート。
『ポテチ』のトークが軽快で好み、映画も仙台でのロケってのもあって両方楽しい。
『動物園のエンジン』は地元の八木山動物園を容易に想像できるのが楽しかった。
・ゴールデンスランバー★
映画先行。この映画から堺雅人さんを気にするようになった。
小説は今までの伊坂さんの作風とは少し異なるが、これはこれで嵌まる。
お気に入り。
・モダンタイムス上下
『魔王』の続編。
上下に分かれるほどのページ数を読んだ感覚が無い。
それほど続きが気になり早く読みきりたくなった作品。
会社の昼休み、帰宅後、カフェとずっと読んでた。
・あるキング
ん~、、、って作品part1。
ちょっと嵌まらなかった。
・SOSの猿
ん~、、、って作品part2。
これも嵌まらず。
二作品連続で嵌まらなかったので、
伊坂さんの作風が変わり好みの方向から外れてしまったと思い、これ以降の作品読むの辞めようかと思った。
・オー!ファーザー★
面白い。
伊坂さんの作品で一番笑った。
肩の力抜いて読むならコレ。
お気に入り。
・バイバイ、ブラックバード
連作短編集。
この作品も面白い。
登場人物の「繭美」は「マツコ・デラックス」を想像して読みました。
文句無しでラストシーンが一番カッコいい作品、
読み終えた時、思わず感嘆の声をあげてしまった。
・マリアビートル
『グラスホッパー』の続編。
登場人物がイメージしやすくサクサク読めた作品。
子供の頃あんなに回数見てたはずの「機関車トーマス」の話についていけなかった自分に少し残念。
・3652
エッセイ集。
タイトルが日数だったとは想像出来なかった。
エッセイはホンワカしますね。
・仙台ぐらし
エッセイ集。
地元あるあるが楽しい。
ミルクコーラは機会見つけて飲みたいな。
・PK
中編三部作。
まさかのアレがキーになってたとは。。
ある意味衝撃的作品、まぁ笑えるんですが。
・夜の国のクーパー
猫好きにオススメ。猫の動作の描写が素晴らしく、「トムとジェリー」を彷彿とさせる場面が秀逸。
・残り全部バケーション
連作短編集。
変な言い方かも知れないけど、初期の伊坂さんの作品に戻ったような感覚。
でも何故か自分の中の印象に薄い。。
・ジャイロスコープ
短編集。
「if」が印象的。
短編だけど繋がっていく感じが伊坂さんらしくてgood。
以上27作品が今年の春頃までに文庫化されてた伊坂さん作品全部。
本当に素晴らしい作品が多く、有意義な読書の趣味の時間を過ごさせてもらっています。
『ガソリン生活』など新たに文庫化されたものなどもあるので、それのまとめはまた後程。
(蛇足)
伊坂さん作品の読み始めに、どの作品から手を出して良いか迷う方が多いと思います。
自分はめっちゃ迷いました。
ネットで調べても「好きなのから」「どれでも大丈夫」というようなアドバイスばかり。
なので、自分なりのオススメを(需要あるのかは分からないですが)。
先ずは『オーデュボンの祈り』。
(伊坂さんらしさ、考え方を知る為)
次は『ラッシュライフ』or『フィッシュストーリー』
(色んな作品に登場する「黒澤」を知る為)
それ以外は発表年代順、かつ続編ものは一緒に読むのが良いかと。
伊坂さんの作品は登場人物が他作品のちょい役で再登場するので、昔の作品から読むと面白い発見が出来ます。
(その人物相関図は『伊坂幸太郎 デビュー10年新たなる決意』にまとめられてます。)
全て伊坂幸太郎さんの作品で、しかも文庫のみ(持ち歩きや手の疲れを考えると文庫が中心になるんです)。
MTG以外の趣味を持つために読み始めたのが伊坂幸太郎さんの小説。
学生時代の読書感想文以来の読書。
好きな映画の原作なら読みやすいだろうと、手に取ったのが伊坂さんの『フィッシュストーリー』。
そこからどっぷり嵌まって、一気に読破。今では立派な趣味の一つとなった読書。
自分の記録の為、簡易な読書感想文を。
(★:映像化もされてるもの)
・オーデュボンの祈り
これがデビュー作?内容やら伏線やらユニークさやら凄すぎるんですが。
「神様のレシピ」という伊坂さんの多くの小説に通じる信念・考えのようなものを理解する為にも、真っ先に読むべき作品。
・ラッシュライフ★
伊坂さん作品の中で一番のお気に入り。
映像化されてるのも観たが、これは小説でしか味わえない感覚があるので読むのがオススメ。
この作品に出会えて小説というものに手を出して良かったと心から思えた。
・陽気なギャングが地球を回す★
ギャングシリーズ第一段。
個人的に映画のキャストが良かったので、その人物を思い浮かべながら読むのが面白い。
・重力ピエロ★
映画先行で小説をあとから読んだ。
少しダークな内容がありつつも、なぜかスッキリする部分もある不思議な作品。
書き出しの美しさが一番好きな小説。
映画の聖地巡礼も面白いのでオススメ。
・アヒルと鴨のコインロッカー★
これも映画を先に観たが、小説読んで後悔した作品。
絶対に原作から読むのがオススメ。
これも小説だからこそ味わえる楽しみがある。
映画のコインロッカーが遂に仙台駅から消えたのが残念。
松田龍平さんカッコいい。
・チルドレン★
連作短編集。
ほんわかする作品。
短編にみえる長編って立ち位置で、たまに途中で読み返すのも面白く、苦にならなかった。
映画の大森南朋さんがカッコいい。
続編が『サブマリン』(未読)。
・グラスホッパー☆
映画観る前に上映終わってた。。
殺し屋がゴロゴロしてるのに、なぜか引き込まれる。
登場人物の呼び名が良い。
特に「槿」って初めて見た漢字、その内その由来となった「古井由吉さん」の作品も読もう。
続編が『マリアビートル』。
・死神の精度★
短編集。
設定が秀逸。
ちょっと他の作品に比べてあっさりしてるので物足りなさがあった。
続編が『死神の浮力』。
・魔王
続編の『モダンタイムス 上・下』と合わせ三冊を一気読みした。
先が気になり次々読み進める程嵌まった作品。
双子の作品と言われる『ゴールデンスランバー』と共に好きな小説。
「ごきげんよう、おひさしぶり」の表現が最高。
・砂漠
若いうちに、出来れば大学生or社会人一年生くらいの時に読むと面白い。
自分はギリギリ楽しめた位。
・終末のフール
短編集。
終末の想定なのに朗らかだったりと、
意外に気楽に読める作品。
まずタイトル縛りが面白く、
中でも「天体のヨール」がハライチっぽいネーミングで笑えるし、内容も好み。
・陽気なギャングの日常と襲撃
ギャングシリーズ第二段。
変わらず面白い。
・フィッシュストーリー★(ポテチ★)
短編集。
『フィッシュストーリー』は映画先行、
『ポテチ』は小説先行。
初めて読んだ伊坂さん作品がこれ。
時間軸をずらした『フィッシュストーリー』の映画に魅了されたので、
この作品から読書をスタート。
『ポテチ』のトークが軽快で好み、映画も仙台でのロケってのもあって両方楽しい。
『動物園のエンジン』は地元の八木山動物園を容易に想像できるのが楽しかった。
・ゴールデンスランバー★
映画先行。この映画から堺雅人さんを気にするようになった。
小説は今までの伊坂さんの作風とは少し異なるが、これはこれで嵌まる。
お気に入り。
・モダンタイムス上下
『魔王』の続編。
上下に分かれるほどのページ数を読んだ感覚が無い。
それほど続きが気になり早く読みきりたくなった作品。
会社の昼休み、帰宅後、カフェとずっと読んでた。
・あるキング
ん~、、、って作品part1。
ちょっと嵌まらなかった。
・SOSの猿
ん~、、、って作品part2。
これも嵌まらず。
二作品連続で嵌まらなかったので、
伊坂さんの作風が変わり好みの方向から外れてしまったと思い、これ以降の作品読むの辞めようかと思った。
・オー!ファーザー★
面白い。
伊坂さんの作品で一番笑った。
肩の力抜いて読むならコレ。
お気に入り。
・バイバイ、ブラックバード
連作短編集。
この作品も面白い。
登場人物の「繭美」は「マツコ・デラックス」を想像して読みました。
文句無しでラストシーンが一番カッコいい作品、
読み終えた時、思わず感嘆の声をあげてしまった。
・マリアビートル
『グラスホッパー』の続編。
登場人物がイメージしやすくサクサク読めた作品。
子供の頃あんなに回数見てたはずの「機関車トーマス」の話についていけなかった自分に少し残念。
・3652
エッセイ集。
タイトルが日数だったとは想像出来なかった。
エッセイはホンワカしますね。
・仙台ぐらし
エッセイ集。
地元あるあるが楽しい。
ミルクコーラは機会見つけて飲みたいな。
・PK
中編三部作。
まさかのアレがキーになってたとは。。
ある意味衝撃的作品、まぁ笑えるんですが。
・夜の国のクーパー
猫好きにオススメ。猫の動作の描写が素晴らしく、「トムとジェリー」を彷彿とさせる場面が秀逸。
・残り全部バケーション
連作短編集。
変な言い方かも知れないけど、初期の伊坂さんの作品に戻ったような感覚。
でも何故か自分の中の印象に薄い。。
・ジャイロスコープ
短編集。
「if」が印象的。
短編だけど繋がっていく感じが伊坂さんらしくてgood。
以上27作品が今年の春頃までに文庫化されてた伊坂さん作品全部。
本当に素晴らしい作品が多く、有意義な読書の趣味の時間を過ごさせてもらっています。
『ガソリン生活』など新たに文庫化されたものなどもあるので、それのまとめはまた後程。
(蛇足)
伊坂さん作品の読み始めに、どの作品から手を出して良いか迷う方が多いと思います。
自分はめっちゃ迷いました。
ネットで調べても「好きなのから」「どれでも大丈夫」というようなアドバイスばかり。
なので、自分なりのオススメを(需要あるのかは分からないですが)。
先ずは『オーデュボンの祈り』。
(伊坂さんらしさ、考え方を知る為)
次は『ラッシュライフ』or『フィッシュストーリー』
(色んな作品に登場する「黒澤」を知る為)
それ以外は発表年代順、かつ続編ものは一緒に読むのが良いかと。
伊坂さんの作品は登場人物が他作品のちょい役で再登場するので、昔の作品から読むと面白い発見が出来ます。
(その人物相関図は『伊坂幸太郎 デビュー10年新たなる決意』にまとめられてます。)
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